事







「子供のころやったゲームで『たいへんたいへんたいへんたい!』って台詞があってさ、その台詞見るたびにすごいにやにやしてたんだよね。なんか自分が言われてるみたいで」
「…その頃から手遅れだったのね、かわいそうに」






(※ドM変態マスター、変態紳士カイトにむっつりレン、百合要員のリンです、本当にありがとうございました)








「事件は朝、家の台所で起こった。ボーカロイドを何体も抱えるクールビューティーマスターちゃんが大事に大事に取っておいた手作りプリン(おっぱい型)が、いつのまにか冷蔵庫から消えていたのだ!昨日まであったはずのプリン(おっぱい型)の消失…パパとママは一昨日からラブラブ旅行中のため、容疑者は絞られた!さぁゆけちゃん!パートナーのめーちゃんと共に犯人を見つけ出すのだ!」
「マスター。一応女の子なんだから、おっぱいおっぱいって連呼するのはどうかと思うけど」
「ちなみにおっぱいの型はめーちゃんとルカちゃんから取らせていただきました、てへっ」
「よし、そこの変態。覚悟はいいな?」








KAITO兄ちゃんはねえ、紳士さんなんだよ)


「あ、いたいた!かーいーとっ」
「マスター、おはようございます!今日もいい天気ですね。ところで今日はパンツ何色ですか?」
「朝から下ネタとかしねばいいのに」
「自分のこと棚に上げてそんなこと言ってるマスターもしねばいいのに」
「それよりも、カイトさあ、私のプリン知らない?冷蔵庫に入ってたでっかいおっぱい型なんだけど」
「え、あれマスターのおっぱいなんですか!?」
「私のおっぱいじゃないけど私のおっぱい型プリンよ。私がめーちゃんとルカちゃんのおっぱいを食べる予定だったんだk(ごつん!)」
「マスター。それ以上何か言ったら拳骨じゃすまないわよ」
「やだめーちゃん!もっとやれ!」
「ところで、そのマスターのおっぱいプリンがどうかしたんですか?」
「だから私のじゃないって!私のだけど!っていうかね、それが今日の朝になってなくなってたの。食べてないよね?食べてたら今すぐ足の間のブツに思いきり」
「え、何かしてくれるんですか!?俺、そうなら食べました!」
「よし、カイトは食べてないね。めーちゃん、次行こう!」
「ええええなんですかそれ!そんな冷たいこと言われたら余計に燃えるっていうか萌えるじゃないですか!よし今すぐベッドイn」
「いやそれよりプリンだから。今私の世界はおっぱいプリンで回ってるから。間に合ってますので」
「プリンプレイですね!わかりました。今すぐマスターがお気に召すようなプリンを買ってきます!行ってきます(どっぴゅーん!)」








(まだまだ純粋だよ☆帰国子女の天然毒舌ルカたん


「あ、あの、さん」
「あれ、ルカちゃんだ。おはよう。今朝もいいおっぱいが揺れてるね」
「そういうマスターは朝っぱらから酷い紳士ぶりよね」
「やだなー、私男じゃないからそう言うときは淑女っていうんだよ」
「あの、マスターのどうでもいい変態ぶりより、いま、カイトさんが気持ち悪い裸体をさらしつつ首に意味のないマフラーを巻いて『ああーぼくらのせーんーしうーろたんーだー!!!』とかなんとか歌いながら外に行かれたようなんですが…」
「やだなールカちゃん。最初にこのうちに来た時も言ったでしょ。カイトの裸マフラーには慣れなきゃだめだよって」
「あ、あんなものに慣れたらただの変態じゃないですか!それにあんな、あんな汚いものをブラブラぶり下げながら外に出たら捕まりますよ!」
「いっそそのまま捕まっちゃえばいいわ、マスターともども」
「め、メイコさん!そんな本当のこと言っちゃだめです!」
「ところでルカちゃん。冷蔵庫に入れておいた私のプリン、知らない?」
「冷蔵庫のプリン?……あの、ものすごく気持ち悪いプリンってさんのだったんですね……」
「その顔は何か知ってる顔だねっ!?食べてたら、顔面に牛乳ぶっかけの刑なんだからね!」
「ルカに何かしたらマスターは膝十字固めの刑よ」
「やだ…!なにその素敵な体制…!」
「しねばいいのに。それより、ルカ、何か知ってるの?知ってるんだったら言わないとこの騒ぎ終わらないと、しばらくこの変態に絡まれるわよ」
「その、えっと…あの、冷蔵庫開けたら女の人の胸が……っ」
「ルカ。…それ以上言わなくてもいいわ」
「羞恥プレイって萌えるよね」








百合ンちゃんむっつレン、二人は本当に仲の良い双子です)


ちゃんちゃん!(ごすっ)ちゃんおはよう!今日も愛してる!」
「おはよう、リン。っていうかレン大丈夫?思いっきり壁にぶつかってたけど」
「へ、へーき…」
「そんなことより、どうしたの?さっきからすごい騒いでるみたいだけど」
「(そんなことってっ!)」
「実はね、私のプリンが消えちゃったの。リンとレンは知らない?」
「プリンって…ああ、あの趣味の悪いプリンやっぱりのだったんだ」
「おっぱいは男のロマンだもの、趣味が悪いわけないじゃない!」
「それをプリンにするところが趣味が悪いんだって」
「っていうかマスター、これでも一応女でしょ」
「リンはちゃんくらいのがいいなぁー」
「まあ、ひんぬー派のレンきゅんには私の気持ちなんてわからないよね。おっきいおっぱいにふにふにと挟まれるのが夢でその第一歩がプリンなんて」
「わかりたくもないし俺は貧乳派でもない!」
「えー、でもカイトは結構おっぱいおっぱいって言っててもレンは全然じゃないの。やっぱりまだ子供だからおっぱいの良さがわからないのかな?ん?」
「カイト兄のあれはのおっぱ…胸が限定だろ!それに俺は」
俺は?
「…なんでもない(美乳派なんて言えるかっ)」
「それよりさ、ちゃんっ。なくなっちゃったんなら、もっかい作り直そうよっ」
「うーん…でもお菓子作りっていまいち個人的に向いてないんだよね、私。おっぱいプリンだって10回失敗してやっと成功したブツだし」
「大丈夫だよ、リンがちゃんのお手伝いするから!リン、これでもお菓子作りは得意なんだよ」
「そうなの?じゃあお願いしようかな。……で、リン、さっきから何処触ってるのかな?」
「え、だって胸の型図るんでしょ?だったら触った方が図りやすいと思って」
「私食べられるよりも食べる派なんですけどてゆーか胸のモデルはめーちゃんかルカちゃんだからこれ決定事項だから。あとさり気なく服捲るのやめてくれないかな、レンが何やら変なこと妄想して真っ赤な顔してるし」
「し、してないから!」
ちゃんが人に見られるの嫌って言うならリンは部屋でもいいよ?」
「ごめんね、リン。幼女は好きだけどあくまで鑑賞用で、百合百合セクロスはどうせならセクシーで胸がふかふかのお姉様がいいから…!」
「しねばいいのに」
「めーちゃん、もしかしてそのフレーズ気に入った?」








がくぽは幸が薄いとつい影も薄くなっちゃうんDA☆)


「主」
「うおっ、ちょ、びっくりした。いきなり背後に立たないでよー」
「いきなりではない。先ほどからずっとおったではないか」
「ええ、そうなの?全然気付かなかったわ…」
「どうせ我は存在感がないボーカロイドでござる、しくしく」
「レンみたいにスクミズ着とけばきっと目立つよ!」
「本当にやるから進めんな。がくぽも、仕事選べなくなったらおしまいなんだからね」
「うむ、やはりそれはダメか…」
「…道を踏み外すのも時間の問題ね」
「ああ、それより主。先ほどから探しているおっぱいぷりんとやら、先ほどミク殿が持ち歩いているのを見かけたが」
「え、ほんとに!?でかしたがくぽ!いっくよーめーちゃん!ミクの部屋に突撃だああああっ!(どっぴゅーん)」
「え、ちょ、マスター!」




「もしかして、我、今日はこれだけか?」








(アホの子だけどみっくみくにされてやるよ!)


「(ばんっ)ミクー!!私のおっぱいプリン食べたでしょっ」
「え、ええ!?な、なんのこと…かな?」
「とぼけたって無駄よ!ちゃんと証人だっているんだから!」
「た、食べるわけないよ…っ、あ、あんなの、食べるのくらいだってっ」
「言われてみればそうよね。カイトはマスターのにしか興味ないし」
「あ、あれー?てっきりミクがめーちゃんとルカのおっぱいつかってギシギシあんあんやんやんやってるってゆー百合的展開を妄想してたんだけど…」
「やらないよそんなこと!」
「てかそれ百合ですらないから」
「ちょ、ちょっと胸の大きさ図ってパットにしようかなとは思っただけだもん」
「それ考えた時点でアウトだと思うわ」
「やっぱりミクだったんじゃない!プリンの犯人!」
「でも食べてないもん!セメントで型を取ろうと思ってちょっと目を離した隙になくなってたんだもん!」
「っていうかセメントとか食えなくなるでしょ!!私の、めーちゃんとルカちゃんの胸をむさぼり舐めつつ食うっていう夢の第一歩が消えてなくなるでしょ、ミクのばかあ!」
「だ、だって胸がほしいんだもん!おっきな胸は女の子の夢なんだよ!!型取らせてもらうくらいいいじゃん!」
「いやー、ミクはその大きさがいいんだろ、むしろ胸があるミクなんてミクじゃねえ。メイコみたいな大きさも男としちゃあ、そりゃあグッとクるけど。つるぺたにはつるぺたのよさがあるんだよな。っていうか、俺は断然つるぺた派だ、ついでに幼女だとなおよし。いやおっきい胸が嫌いなわけじゃないんだけどな、こう純粋な無垢な少女を貪って俺がおっきくしてやるんだぜ!的なのを妄想するとピーーが…!大人の色気も大好きだけどな、もうメイコとルカのひざまづいて足をなめなさーい!的な曲を聴くとピーーー(以下略)だからリンとミクは成長しないまんまが一番だ、むしろそのままでいてくれ。今のボーカロイド世界は色気女王様要員とつるぺた要員が丁度いいバランスになっているんだから、それを崩すのはもったいない!それにつるぺただったらコイツも手は出さないと思うし(ただし視姦はするけど)、メイコも安心だろ?…って、アレ。なんでみんな固まってんの?」
「……プリンの皿……ってことはお兄ちゃんだったのね、私のプリン食べた犯人…!!」
「なかなかの美味だったぞ。メイコやルカの乳にむさぼってるかと思うと、心の体も み な ぎ っ て き た !!」
しねばいいのに!




(どうでもいい補足:カイト・メイコ・がくぽのマスター⇒ ミク・リン・レン・ルカのマスター⇒兄)
[2009/03/16][Thanks 50,000!!][朔ちゃんへ!]