、只今人生で最高にピンチ。なんで、なんで私、おおお押したお、倒されてるんでしょ−か。しかもさり気なくボタンが、はず、外されて…ってちょ、ちょっとちょっと、 「ままままった!(少し落ち着け、私!)」 「なんだよー」 「なんだよじゃなくて、…今日は勉強するために此処に来たんだよね?」 「うん」 「『一緒に勉強しよー』って言ったのは、悠くんだよね?」 「うん」 「じゃ、…じゃあ、なんで部屋に入った瞬間からこんな状況にならなくちゃならないの!?」 「だってあーでも言わなきゃ、絶対うち来てくんないじゃん」 「当たり前です!」 「あ、もしかしてんちのほうがよかった?」 「そんな問題じゃなーい!とにかく、退いて!」 「やだ」 …ってあれ?もしかしてもしかすると「しよー!」という言葉には「シよー!」って意味も含まれていたのか?そうするとこの人、ただの下ネタと野球大好きな単純少年じゃなくて、実は策士だったってことになっちゃうよ。あははは…悠くんの意外な一面発見。(笑えない…)ってそんな場合じゃないよ私。再び服に手を掛け始めた悠くんの腕を掴んで持てる力を出し切って阻止しようとしたけれど、所詮は運動部と文化部(とゆーか帰宅部)、男と女、悠くんと私、そうなると力の関係が優勢なのは勿論、悠くん。あっさり取り押さえられてしまった。(うわ、本当に貞操の危機だ!) 「なー、はシたくないの?」 「拒否権があるなら是非拒否させてください」 「じゃ、拒否権なし」 え、じゃってじゃって何?拒否権なし?私の意思も無視? 「いーじゃんっ!俺もう我慢の限界だし」 「そそそそんなこと言われ」 ても、という言葉は悠くんによって吸い込まれてしまった。「無理、止めらんねーし」…え、意味が判らないんだけど。そして服にもう一度手をかける。勿論私が阻止できる術は、ない。勉強は、…あ、はい、やっぱりしないんですね。 |