「清一郎、死ね」
「何でやねん!!」
「当たり前よこのボケが。図々しいんだよ」
「俺はただ誕生日プレゼントが欲しいて呟いただけやん」
「私にはそれが催促に聞こえたけど?」
「そ、そりゃあから貰えたらなぁとも思うけどがそう簡単にくれるようなやつやないってことくらい俺にだってわかるわ!」
「あーそー。佐野くんは私のことそーんな風に思ってたのね…?」
「すんません様。もう言いません。ですからその振り上げている拳を下げてください」
「判れば宜しい」




「ていうかさ、なんで突然誕生日プレゼントなの?」
「おまっ!話の流れ的にわかるやろ!?」
「全然判んない」
「にぶっ。…今日は俺の誕生日なん」
「へー。果てしなく如何でもいい」
「彼氏に言う台詞やないで、
「だから尚更言ってるんだよ。馬鹿かお前は」
「わーん、ちゃんが苛めるー」
「キモッ!」
「そんなはっきり言うなや!」




「ていうか、誕生日プレゼントは貰えんでもせめておめでとうの言葉くらいは欲しかったなぁ」
「わー、佐野くん誕生日おめでとー」
「…心が込もってない」
「込めてないもの」
「なぁ、俺泣いてええ?もう泣いてもええ?ちゃんが苛めるて」
「泣いてみなさいよ。今すぐ蹴り飛ばしてから、明日から他人のフリしてやるから」
「すんません」
「判れば宜しい(あれ、さっきも似たよな会話しなかった?)」




「つくづく思うんだけど、清一郎って私にベタ惚れだよね」
「はぁ?今更何言うとんの」









Give me!




「ま、結局私も馬鹿な清一郎が好きなんだよね。ハッピーバースディ!」
「…最近流行りのツンデレ系やな、は」
「殴るよ」





[2007/02/06][HappyBirthday!!]